大工の日給というのは
江戸時代、大工というのは、非常に高給であったので、人気がある仕事であったわけです。では、具体的にどのくらいであるのか、といいますと一日、五百文、という記録が残っています。これはかなりの高給であり、働き方次第ではありますが、十分に妻子を養うことができますし、また、貯金もできるような仕事であったわけです。翻って、現在の大工ですが、こちらも結構な高給になっています。日給制であるか、ということにもよりますが、熟練の大工ともなりますと二万円近い日当になっていることが多いです。それとかなり景気によって上下するような給料でもあります。例えば、建設ラッシュが全国的に起きていますと実はいきなり高騰することもあります。それこそ、倍くらいにはすぐになります。
大きな震災とか或いは世界的に大好景気が発生して、マンションなり戸建て、ビルなどの需要が高くなると建設ラッシュが起きて、人件費も高くなります。必然的に熟練の大工の日当も相当高くなります。日給制の厳しいところは、休みの場合は稼げないことです。大工は雨の日は内装でもない限りは仕事ができないので、安定性があるのか、というとそれは微妙なところではありますが、良い仕事ではあります。
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